歯科衛生士と法改正

歯科医院に勤める歯科衛生士たちを取り巻く環境に変化が起きたのは、1955年のことです。この年、とある法改正が行われました。この法改正により、歯科衛生士が歯科診療の補助を行うことが出来るようになったのです。歯科医師の指示の下、という条件付きではありましたが、歯科衛生士の業務の幅が広がったことは確かです。そして、歯科衛生士に対する社会的なニーズも高まっていきました。

この年をきっかけに、歯科衛生士が歯科医療に不可欠な存在となっていったのです。とりわけ、予防の重要性に注目が集まるようになったことで、さらに歯科衛生士は世間の期待を集める存在になりました。歯科医師だけでなく、歯科衛生士の質も診療所の評判に大きんあ影響を与えています。

さらに、1989年にも歯科衛生士の将来に関わる法改正が行われました。ブラッシング指導などの「歯科保健指導業務」ができるようになり、現在の歯科衛生士の主要な業務の一つです。歯科衛生士が歯の発達や虫歯予防ための啓蒙活動に尽力するようになり、口腔衛生と深い関係にある食生活や生活習慣の指導などにも取り組みます。

これにより、在宅医療の分野、特に老人の在宅医療分野への歯科医療従事者の進出も期待されています。